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vivosportからInstinctに買い替えた感想

すごい製品が出たぞ!という積極的な理由でなく、 使い始めて1年半でvivosportのバッテリーが死んでしまったからという 消極的な理由で購入するに至ったのだけど、 結果的に買って損はなかったと断言できるアイテムだった。

3月に旅行の予定があってGPSウォッチはマストという状況なのに 同型の新商品はまだ出てなかったので「もう一度vivosportを買うか?」と 悩みに悩んだ末、 発売して間もない上に3万円台で買えるInstinctを選んだわけだ。 また1年もしたらバッテリーが死ぬかもという不安を抱えたままで 10万円もするfēnixに手を出せるほど豪気ではない。 最終的な決断も店頭で実物を確認してからと 贔屓にしている家電量販店に赴いた程なのだから。

ところでその家電量販店でいざ購入という段になった際の話なのだけど、 店員が純正ACアダプターを勧めてきた。 「純正じゃないとダメ」とか「パソコンとの接続はダメ」とか、 今日日ケータイショップでもそんなと言われないよ? 当然に断ったがすると今度は液晶保護フィルムを勧めてきた。 ケータイショップなのかここは?
実際には家電量販店の腕時計コーナーである。 GPSウォッチはその形状から腕時計コーナーで売られてしまっている。 しかし腕時計コーナーの店員が売りたい高級腕時計とは別物なので、 商品知識とか売り方とか残念な状況になっているように感じた。

装着感

vivosportより多機能なInstinctは必然的に本体サイズが大きくなるのだが、 昔買ったPROTREKと比べたらひと回り小さいくらいで腕時計としても全然アリ。 そして大きいということは腕に触れる面積が広くなるということで安定感が増し、 幅広で縁に丸みのあるシリコン製バンドはvivosportのものより着け心地が好かった。 でもストレッチやヨガをやってるときは背中や床に当たるので邪魔に感じる。 致し方ないことだけど。

PROTREK(左)とInstinct(右)

操作感

Instinctにはタッチパネルが無く、5つの物理ボタンで操作する。 OK、キャンセル、上移動、下移動、バックライト点灯といった役割分担で、 さらに長押しするとそれぞれ違った画面を呼び出せる。
vivosportで面倒だった心拍転送モードも長押し画面にショートカットを登録できるので便利だ。 もっともInstinctはそれ自身にケイデンスセンサーを接続できて腕に付けるサイコンとして機能するため、 Edge 25Jに心拍を転送する用途では使わなくなってしまったのだけど。 通勤ライドにInstinctのみを使うようにしてから サイコンの充電とか取り外しを気にする必要がなくなり、ものすごく快適になった。

ところで「登録できるので便利」と言ったが裏を返せば「登録しなけれれば不便」ということでもある。 実際、使い始めてしばらく自分はケイデンスが接続できるだけで表示できないものだと諦めていた。 MENUボタンの長押しから設定>アクティビティ&アプリ>バイク>バイク設定>トレーニングページと進んで 5分割画面を追加することで距離、スピード、ケイデンス、心拍、現在時刻を一度に表示できると気づくまで。

これはInstinctだけでなくGarminのマルチスポーツデバイスすべてに言えることだが、 多機能な製品故に色々設定しなければならない点は マニュアルを読み込んだりインタフェースから使い方を察したりするのが苦手な人には辛いところだろう。

トラブルなど

Instinctをパソコンに接続してハードウェアの安全な取り外しをせずにUSBを抜いてしまった際、 デバッグモードのような画面に突入して戻すのに難儀した。 データ同期はスマホのBluetoothに任せてパソコンに接続しない方がよいだろう。

そしてひと夏ガッツリ使い込んだ後、充電ケーブルを挿しても反応しない状態に陥った。 まさか今度は1年もたなかったのかと思ったら、コネクタの溝にゴミが詰まっていた。 ゴミを取り除いて充電端子の汚れも拭き取ったら無事にまた充電できて一安心。 探してみたらやはりというか、防塵プラグが売っていた。

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