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誰も書かなかった SEサバイバルガイド(技術評論社)




 普段は漫画と技術書しか買わないんだけど、たまには~と思って買った書籍。 いわゆる「デキるSE」について解説しているのですけど、凄い技術力/発想力を持った天才や成功者でなく、どこの会社にでも潜んでいそうな飄々と自分の仕事を片付けている人間にスポットを当てています。

彼らのタイプは様々で、残業しないデキるSEもいれば、残業しまくるデキるSEもいる。 キッチリカッチリのスケジュール管理をするデキるSEもいれば、進捗会議を平気でブッチするデキるSEもいる。

じゃあ一体デキるSEって何? どこが違うの?

実は表面的には違うタイプに見えて、彼らには共通する思考法・行動様式があるのです。 私たちはそれを「悪魔の流儀(デーモンスタイル)」と名付けました!というのが本書の内容です。


その悪魔の流儀とは以下のシンプルな3つ。
  • 自分の価値基準で行動する。
  • やりたいことに集中する。
  • できる方法でやる。

 スケジュール管理をするのもしないのも単にそれを重要だと思っているか否かなんですね。 どっちのタイプのデキるSEも自分が好きな事、やらなきゃヤバイと感じる事を重点的にやっているだけで、結果としてそれが仕事の成果に繋がっていると。

そしてこれがただの仕事のやり方でなく、私生活まで一貫した信念になっていること。 自己中だけど利己的ではないことなど、まぁ詳しい話は読んでみてください。 真似をするにはちょと心臓に悪い生き方かもしれませんが、そこらの技巧論、成功自慢、精神論よりは参考になる内容だと思います。


ところで「働きたくない悪魔」は一体どうすればいいんでしょうかね・・・?

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