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Linux Mint 17.1のネットワーク設定

Linux Mintのインストール時にはDHCPで割り当てたIPアドレスでパッケージ更新などをしていましたが、デスクトップPCには固定IPアドレス派なのでこの設定を変更したいと思います。 スタートメニューから[設定]→[ネットワーク]でNetworkManagerのGUIを起動すると、有線LAN(Wired)が1つ見えるのでDHCPからManualに変更しましょう。

設定内容は/etc/NetworkManager/system-connections/*ファイルに書き出されます。 ターミナルからip addr listコマンドでeth0のIPアドレスを確認して設定が反映されていないようであれば、service network-manager restartコマンドを実行してあげます。

IPアドレスを固定できたら次はWindowsからssh接続できるようにします。 Linuxデスクトップ環境がどんなに進化してもこのスタイルからは抜け出せそうにありません。 ソフトウェアの管理で「ssh」の検索結果からopenssh-serverをインストールしましょう。 それだけでパスワードログインできるようになります。

ssh接続でLinuxを使うならvimは必須ですから同様にインストールします。 CinnamonはGNOME 3ベースなのでvim-gnomeにしました。

最後にWindowsとのファイル共有を設定します。 /etc/samba/smb.confファイルを編集してhomesディレクティブを以下のように書き換えます。

[homes]
    path = %H/公開
    comment = Public Directory
    browseable = no
    read only = no
    valid users = %S
    create mask = 0600

ユーザー認証するためにSambaのアカウントをpdbedit -a -uコマンドで追加します。 LinuxとWindowsのユーザー名とパスワードは揃えておきましょう。 service smbd restartコマンドで設定を反映すれば、ホーム直下にある公開ディレクトリが共有されます。

なおファイル名に「:」などWindowsで使用できない文字が含まれていた場合、8.3形式の名前に変換されます。

Linux Mint 17.1のインストールと日本語化

 一番人気のディストリビューションという触れ込みなLinux MintのISOイメージを公式サイトからダウンロードして、neroとかでDVD-Rに焼いたらサクッとインストールしましょう。 ISOイメージはLive DVDになっていて、一旦Linux Mintが起動してからHDDへOSインストールを実行します。

ちなみに今回のハードウェア環境はIntelのDH87RLとCORE i5-4440Sです。 初めはLMDE 201403のインストールを試みたのですけど、エラーが出たので無難に64ビットCinnamon版を入れ直しました。

[drm:ivybridge_irq_handler] *ERROR* Unclaimed register before interrupt




 Linux Mintをインストールできたら何を置いても日本語化です。 Firefoxを起動してLinux Mint Japanのサイトにアクセスし、そこに書いてある一連のコマンドをコピペ実行して日本語化パッケージをインストールしましょう。  ログインし直したらMozc(Google日本語入力)が使えるようになっていました。

入力の切り替えは半角/全角キーまたはCtrl+スペースキーです。




 WebブラウザがFirefoxだけというのは心許ないので、次にChromeをインストールします。 Debian/Ubuntu用の.debファイルを選択して、何も考えずにgdebi-gtkで実行するだけです。 スタートメニューにChromeが追加されているので、デスクトップにもアイコンを表示させておきましょう。



 これだけ済んだら後はYouTubeで適当な動画を再生しながらリラックスタイムです。 労せず動画も見れたし、Gmailも使える。 もうLinuxで十分なんじゃないかという気分になってくることでしょう。