ubichupas.net

Google App Engineでの開発再開

 一年以上前にGoogle App Engineで作ったWebサイトを手直しする気になったので、開発環境を最小の手順で構築してみた。 φ(..)メモメモ...

バックアップしてあったソースコードを見ると.projectファイルがあるので、当時はEclipseのPyDevプラグインを使っていたらしい。 でもEclipseまで持ち出すのは面倒なので今回は使いません。 srcフォルダ内のファイルだけ取り出します。

■ Pythonのインストール
 GAEでは2.5系のPythonが指定されているので、日本Pythonユーザ会からpython-2.5.4.msiをダウンロードして入れます。

■ Python Imaging Library (PIL)のインストール
 Images APIをローカルでテストするためにpythonware.comからPIL-1.1.7.win32-py2.5.exeをダウンロードして入れます。

■ Google App Engine SDKのインストール
 ようやくGAE SDK本体をば。 Google codeからGoogleAppEngine-1.4.2.msiをダウンロードして入れます。

■ Google App Engine Launcherを起動
 デスクトップのショートカットからランチャーを起動します。 初回起動時は警告が出るので、[Edit]->[Preferences]メニューからPythonのパス(C:\Python25\python.exe)を設定します。


 [File]->[Add Existing Application]メニューから既存のソースコードをランチャーに登録し、[Run]ボタンでdev_appserver.pyを実行。 [Browse]ボタンをクリックするとWebブラウザでhttp://localhost:8080/が開きます。 あとはPythonスクリプトやHTMLファイルを好きなエディタで編集すればOK。 (σ・∀・)σゲッツ!!

ちなみに[Extra Command Line Flags]の欄に「--address=192.168.0.55」とIPアドレスを指定してやれば、localhost以外からアクセスできるようになって便利。 [SDK Console]ボタンはローカル用のDatastore Viewerを開くためのもの。

■ Google App Engineアプリケーションの更新
 GAEアプリの改修が終わったらGoogleのサーバにアップロードします。 Google App Engineへのアカウントとアプリケーションの登録は既に済んでいるので、[Deploy]ボタンをクリックするだけです。 Gmailアカウントを訊かれるので入力してしばらく待てばアップロード完了です。

このときapp.yamlファイルを編集して「version: 3」のようにアプリのバージョンを変えておけば、古いバージョンをサーバ上に残しておくことができます。 デプロイした段階ではまだ古いバージョンの方が動いているので、ダッシュボードを開いてデフォルトのバージョンを設定します。



 意外と簡単にGAEでの開発を再開できました。 ∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
ソースコードの中身をすっかり忘れていた点以外は・・・

 

 『新人プログラマのためのGoogle App Engineクラウド・アプリケーション開発講座』は今となっては古い部分もあるのかもしれないけど、Python版とJava版の両方を解説している便利な本。 Javaで開発するつもりがGWTとか意味不明で、結局Pythonを使うことにした自分のような優柔不断にはオススメです。

 Java版に決めているなら『はじめてのGoogle App Engine for Java』が良さげ。 EclipseでなくNetBeansを使ってるところとか。

【関連記事】

日商PC検定2級(データ活用)に余裕の合格

日商簿記3級に合格したのを記念して、商工会議所シリーズの日商PC検定も受験してみました。 日商PC検定には文書作成(Word)データ活用(Excel)の2分野があります。 さらに認定レベルは1級・2級・3級・ベーシックの4段階あり、どれを受験しても構いません。 ただし1級は試験日が決まっていて全国一斉に実施されているようです。 2級まではMOS試験などと同じように全国いつでも受験できます。

なおMOS試験とは違ってOfficeのバージョンと認定される資格には関係がありません。 受験申し込み時に使い慣れたOfficeのバージョンを指定できます。

さて日商PC検定は企業業務でITを活用する実践的なスキルを認定する資格であることを売りにしています。 確かにMOS試験がOfficeのソフトウェア的な機能に重点を置いた試験なのに対し、日商PC検定ではExcelに保存されたデータの方に重点が置かれている気がします。 とはいえ機能的にはピボットテーブルの使い方さえ知っていれば済む話なので、「だから難しい」というわけでもないのですけど。 ( ゚Д゚)y─┛~~

日商PC検定には実技(Excel操作)の他に多肢選択式の知識問題もあります。 例えば「次のうち最も容量の大きい記憶媒体はどれか?」

  1. DVD
  2. CD-ROM
  3. フロッピーディスク
この簡単な問題にパソコンが得意な総合職の人は「フロッピーディスク」と答えてしまうそうです。 なぜなら「DVD-Rと違ってDVDは書き込みできないから」。 リードオンリーであっても容量の大きい記憶媒体であることには違いないんですけどね。 ITリテラシーの格差に驚きます。 工エエェェ(´д`)ェェエエ工

日商PC検定2級(データ活用)スコアレポート

結果は知識科目93点&実技科目100点で、両科目とも70点以上なので合格となりました。 実技科目はMOS試験と同様に余計な操作をしないよう心がけるのがポイントでしょう。

困ったのは同じ計算式に対して『前月比』と『対前月比』と『前月比伸び率』の3つの言葉が使われていたこと。 特に伸び率は前月比80%を-20%と表すものではないかと思うのですが、自分が覚えている言葉と必ずしも一致しないものなのです。 (´・ω・`)ショボーン  他にも粗利益とか在庫回転率みたいなビジネス用語も業種によっては採用試験に出題されることもありますから、色々と覚えといて損はないです。

教材はFOM出版の『日商PC検定試験データ活用2級完全マスター』。 実技科目の採点方法に沿っているかを判定してくれる模擬試験プログラムが付いているので、これの解答の手順通りに操作すれば本番もOKです。