半年前に試した方法は暫く前から
「IESearch Error」なんて怒られるようになってしまいました。 このエラーの回避策を探ってみたところ、全体の設定手順が簡単になったので紹介します。
対策されないようにコッソリ使いましょう。 (´ -ノω-`)コッソリ
新しい手順は次の通り。環境はXP SP3とFirefox 3.0.4です。
以前の方法では
IE View Liteアドオンと連携させていましたが、今回はIE Tabアドオンだけで十分になりました。 しかもちゃんとFirefoxのタブの中で
電子書籍ビューア(DOR)が表示されますよ。 ( ̄ー ̄)ニヤリ
■ IE Tabアドオンの導入
IE TabアドオンはWebページをFireFoxのタブ内にIEのレンダリングエンジンで表示するための拡張機能です。 MSDNライブラリ(http://msdn.microsoft.com/*)など、IEでしか正常に表示されないサイトを登録しておくと便利になります。 (・∀・)イイ!!
アドオンのインストールと設定は
[ツール]→[アドオン]メニューから。
Yahoo!コミックはIE専用サイトなので、開いたときにIE Tabアドオンで表示されるよう設定します。
サイトフィルタに「
http://comics.yahoo.co.jp/*」を追加。
まずこれでFireFoxからYahoo!コミックを開いた際に
[読むボタン]が表示されるようになります。 ただし[読むボタン]を押しても「IESearch Error」となってしまうはずです。(´・ω・`)ショボーン
■ Firefoxをコピーして偽IEを作る
「IESearch Error」がどんなエラーかは読んで字の如く、「インターネットエクスプローラーが見つからないんです(><;)」という意味でしょう。 電子書籍ビューア(というかテルテン)がActiveXを使うため、Yahoo!コミックはIEで開く必要があります。 しかしそこは既にIE Tabアドオンでクリアされているはず。 ではコイツは一体何が気に入らないのかというと、IEのレンダリングエンジンを使用している
プロセスがfirefox.exeなのが気に入らないと主張してきているわけです。
ActiveX厨氏ねよ。( ゚д゚)、ペッfirefox.exeをコピーしてiexplore.exeを作る
一旦Firefoxを全て終了し、作成したiexplore.exeをダブルクリックします。 すると当然いつも通りのFirefoxが起動するわけですが、何が違うのかというと
タスクマネージャーを表示してみてください。Firefoxが起動しているのにプロセスのイメージ名がiexplore.exeとなっています。
(※本物のIEを起動するとiexplore.exeが2つになります。)
この状態で電子書籍ビューアを開くと「IESearch Error」とならず、FirefoxでYahoo!コミックを読むことができます。 ∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
iexplore.exeなFirefoxが起動している状態
ただしこの方法には
重大な欠点があります。 それは
Firefoxがバージョンアップしたときにコピーしたiexplore.exeは更新されないということです。セキュリティホールを放置する事態になりかねませんので、Firefoxがバージョンアップしたら忘れずにコピーし直してください。
■ コピーより便利なハードリンクを使う
NTFSには1つのファイルに複数の名前を付ける
ハードリンクという機能があります。 偽iexplore.exeをハードリンクとして作成すれば「firefox.exeの更新=偽iexplore.exeの更新」となるため、Firefoxがアップデートされてもコピーし直す必要がありません。 (・∀・)イイ!!
ただハードリンクを使おうとした場合に気になるのが、
「どっちの名前でプロセスが起動するの?」というお話。 本件では「IESearch Error」を回避するために
Firefoxのプロセスが“iexplore.exe”というイメージ名で起動されなければなりません。 ハードリンクを使った場合はfirefox.exeと偽iexplore.exeのどちらをダブルクリックしても実行されるのは同じEXEファイルなわけですから、「どっちの名前で~」って話は非常にややこしいのです。(´・(ェ)・`)クマー
何度か試してみたところ、いくつかあるハードリンクのうち
最初に起動したものの名前が使われてる感じでした。 (例えばA.exe、B.exe、C.exeという3つのハードリンクがあった時、Windowsの再起動後B.exeを最初に実行するとその後A.exeやC.exeを実行してもイメージ名は“B.exe”となる。)
こうならない環境の人は
firefox.exeをコピーする方法を使ってください。
さて、肝心のハードリンクはコマンドプロンプトから次のように作成します。
※XPとVistaでハードリンクを作成するコマンドが違います。
XP> cd C:\Program Files\Mozilla Firefox
XP> fsutil hardlink create iexplore.exe firefox.exe
Vista> cd C:\Program Files\Mozilla Firefox
Vista> mklink /H iexplore.exe firefox.exe
すでにfirefox.exeを実行してしまっている状態でしょうから、既定のブラウザを書き変えた後でWindowsを再起動してください。
■ 既定ブラウザの変更
普段からiexplore.exeの方のFirefoxを使っていないと、いざYahoo!コミックにアクセスしてもシームレスに閲覧できないのでちっとも便利じゃありません。 そこでスタートメニューの[インターネット]アイコンをクリックした際に起動するFirefox(既定のブラウザ)をiexplore.exeに変更します。
レジストリで既定のブラウザの実行パスを変更
regeditを起動し、「
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\StartMenuInternet\FIREFOX.EXE\shell\open\command」の値を「
C:\Program Files\Mozilla Firefox\iexplore.exe」に変更します。 このキーは既定のブラウザがFirefoxに設定されている時に実行されるファイルを指しています。
Firefoxが起動される経路はスタートメニュー以外にもファイルの関連付けなど色々あります。
一番よく使うショートカットをiexplore.exeに変更しておくとよいでしょう。
(追記:2008-12-18)Firefoxが3.0.5に更新されたら、レジストリの値を直された。Σ(゚Д゚)ガーン
今のところ更新時に何もしなくて良い方法は
「ハードリンクで作成した偽iexplore.exeをスタートアップに登録しとく」かな。
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